【イベントレポート】第2回いばらきアウトドアフィールドマッチング
アウトドアに向いた遊休施設・遊休地を持つ5自治体と、茨城県内でのアウトドア拠点づくりに関心のある企業をつなぐフィールドマッチングイベントを今年も開催！
茨城県内の遊休施設・遊休地のアウトドア利活用を推進するため、遊休施設・遊休地を有する県内の自治体と県内でのアウトドア拠点づくりに関心のある事業者をつなぐビジネスマッチングイベント、「第2回いばらきアウトドアフィールドマッチング」を、2023年9月28日に開催しました。
【開催概要】
イベント名：第2回いばらきアウトドアフィールドマッチング
日時：2023年9月28日（木）13時～16時
場所：つくば研究支援センター 研修室A
参加費：無料（事前申込制）
主催：茨城県
運営：株式会社R.project
参加者：5自治体、26事業者
ここからは当日の様子をご紹介します！
本事業に関する説明
はじめに、主催者である茨城県営業戦略部観光物産課より、本事業の説明として「茨城県におけるアウトドアの取り組みの現状」「今回のイベントによるマッチングを通じて目指す姿」などについて共有がありました。
アウトドアフィールドのプレゼンテーション
次に、遊休施設・遊休地のアウトドア利活用を目指す、かすみがうら市・古河市・五霞町・下妻市（遊休地所有者：茨城県）・利根町の担当者によるプレゼンテーションを行い、各自治体の魅力やアウトドアフィールドとしての活用可能性についてご紹介いただきました。
個別相談会
イベント後半では、民間事業者と、民間事業者が関心のある遊休施設・遊休地を持つ自治体とで個別相談会を行いました。
各社持ち時間が足りないほど活発な意見交換を行っていただきました。
フリータイム
個別相談会と並行して設けたフリータイムでは、はじめに参加事業者による1分間ＰＲを行っていただきました。
その後は、関心のある自治体のブースを訪れ情報交換を行ったり、参加事業者同士での交流を図るなどしていただきました。
参加者の声
参加者からの声を一部ご紹介します
■参加事業者からの声
イベントについて
・自治体様と民間事業者を繋いでいただける、素晴らしいイベントでした
・聞きたい内容がはっきり聞けて有意義でした
茨城県におけるアウトドアに対するイメージ
・都心からアクセスも良く、気候も安定しており、地元名産の食材も豊富にありそれぞれを活かした拠点ができるのではないか
・無限の可能性を秘めている
■参加自治体からの声
・「この土地は使い道がないから管理費を垂れ流しているが、塩漬けにしておくしかない。民間のニーズがあるわけがない」と考えていたが、意外と興味を示していただける事業者に会えて考え方が変わった
・今後について、具体的な話が進むようにフォローアップにも期待している
今後、希望制による各遊休施設・遊休地の現地視察を予定しています。
今回のイベントによりマッチングが成立し、茨城県内での新たなアウトドア拠点創出につながるよう、事務局として引き続きフォローアップを行ってまいります。
アウトドアフィールドへのお問い合わせは随時受付中
当イベントで紹介した遊休施設・遊休地へのお問い合わせは、随時受付中です。
こちらのフォームよりお問い合わせください。
■かすみがうら市
旧新治小学校
周辺校庭の裏手に約10,000㎡の学校林が広がっており、自然豊かな学校跡地です。
複数に棟が分かれているのが特徴的な校舎は、2021年3月まで利用されていたこともあり比較的状態がよいです。
学校林を活用した森林アスレチック、広い校庭や校舎を活用したキャンプ場や宿泊施設等としての利活用を希望しています。
■かすみがうら市
第2常陸野公園
インターから約10分と至近ですが、裏手には田園が広がり落ち着いた時間が過ごせる公園です。
かつては野営場として利用されていた場所で、トイレや東屋（ベンチ・水道有）があります。
周辺には観光農園も多く、季節の果物狩りが楽しめます。
■古河市
清水丘親水公園
芝生広場が広がり、池を望むロケーションが魅力の長閑な公園です。
地域の方の散歩コースとして利用されています。
池を望む芝生広場を利用したキャンプ場等、アウトドア利活用を希望します。
情報・防災ステーションごかに隣接するフィールドです。
町有地は約28,000㎡、駐車場は約30,000㎡とそれぞれ広さがあり、富士山、日光連山、筑波山が見えるロケーションが魅力の場所です。
情報・防災ステーションごかまで電気・水道が通っており、堤防上には光ファイバーが引き込まれていてインフラが整備されています。
町内に宿泊施設がないため、キャンプ場・グランピング等の宿泊が可能なアウトドア施設としての利活用の他、イベント会場としての利活用を希望しています。
■五霞町
五霞町立五霞東小学校跡地（予定）
2024年3月に学校統合により空き校舎となる予定の小学校です。
インターから約1分とアクセス良好で、道の駅ごかやStreet sports park GOKA、ラジコンパークGokaといった町内の主要観光地にも近く便利な立地です。
町内に宿泊施設がないため、状態のよい校舎・体育館等を利活用したキャンプ場・グランピング等の宿泊が可能なアウトドア施設としての利活用の他、イベント会場、ドローン試験場、サテライトオフィスとしての利活用を希望しています。
■下妻市（所有者：茨城県）
砂沼サンビーチ跡地
砂沼湖畔にある、2019年まで市営屋外プールとして運営していた「砂沼サンビーチ」跡地です。現在はプールが残存していますが、公費により解体撤去します。
近隣には住宅や中学校がありますが、砂沼湖畔に面し、高台からは筑波山が見渡せるロケーションに位置します。
近隣の下妻市開発公社所有地（約29,000㎡の未利用地）等との一体的な利活用が可能です。
令和２年度に茨城県が実施した当該地の利活用調査の結果から、キャンプやアウトドアアクティビティなどが相応しいと考えておりますが、その他についても民間事業者の幅広いアイデアによる様々な提案を期待します。
■利根町
旧東文間小学校跡地
首都圏からのアクセスがしやすい立地ながら、周囲を田園に囲まれて自然豊かな環境にある学校跡地です。
1棟建てでシンプルな校舎が残存しており、上階からは筑波山やスカイツリーを望むことができます。
自然に囲まれた環境を活かした利活用方法を幅広く募集します。
※施設改修、解体に関しては、協議の上可能です